MRIに行ってきた。

午後は病院。受付を済ませて、地下の放射線科へ。土曜日のせいか、地下は、いつにもましてひとけがなく倉庫みたいな雰囲気。ちょっと陰気な感じ。しばし椅子に腰掛け、持参した本を読む。少し待っていると、検査技師さんに呼ばれる。
更衣室と書いてあるトイレ一人分ぐらいの部屋に入り、着替えを渡される。膝のMRIなので、ワンピースだったら、何も脱がずにできるかなと思いワンピースを選択したけど、そんなに甘くはなかった。足痛いと着替え、面倒なのよー。
じんべさんの上着が長くなったようなピンクの縦縞の検査着に着替える。着替えが終わると、荷物はそのままその狭い部屋に置いて、鍵をかける仕組み。これは、簡単でいいかも。。。
MRIは、前に半月板を損傷した時にやったことがあるけど記憶が曖昧。なんか音がしたなあぐらいの記憶しかない。覚えてることと覚えてないことの落差が本当激しいのよね。物凄い選択して記憶してる。まあ、覚えてないってことは、興味惹かれるとこも、やなとこもあんまりなかったんでしょ。検査技師さんの流れ作業的な対応にも、はいはいそんなもんだよねと受け止める。
MRIの機械は、Philipsのらしい。仰向けに機械に乗り、その上に載っている台の上に左膝を乗せる。動かないようにスネに重りを載せるんだって。MRI開始。わたしの乗っている部分がトンネル状になっている部分に足先から吸い込まれて行く。膝なので、上半身は外に出たまま。
このMRIの機械は、両端が開放されたトンネル状なので、まだいいけれど、ほら穴型のMRIに頭から入って行くことを想像すると閉所恐怖症じゃなくても、嫌だろうな。一旦嫌になるとパニックになるかも。いちお連絡できるブザーを渡される。このMRIの機械でも、中は狭く、頭から入った場合の顔と機械の距離がちょっと圧迫感を感じる距離だろうなあ。やはりさっきは受け止めたけど、流れ作業はいかんね。懇切丁寧に説明、対応して、患者さんの不安感を少しでも軽減しないと。初めての人も多いだろうし。精神的な圧迫が大きいからか、注意書きには、閉所恐怖症の人はご利用頂けないことになっている。
低音のシンセサイザーによる一本調子のテクノのようなフレーズが繰り返す。ヘッドホンは最初から装着していたのに、途中から、音楽が聞こえてきた。聞こえないぐらいMRIの音が大きかったのかな?4曲聞いて、その前があるので、全部で25分ぐらいだったかな。「はい終了です」と検査技師さんが入ってきた。
「お疲れ様でした。」「今回の検査は、左膝でよかったでしょうか?」
えーっ。それ、今聞く?ふざけてんじゃないよねー。
真顔だ。「はい。左膝です。」と答える。
いえ。右膝です。と答えたら、やり直すのかな⁈言ってみればよかった、、、。
受付にファイルを提出。会計の番号が表示されるのを待つ。左程待たずに、番号が表示される。会計は、受付のところで対人で支払っても良いし、設置されている2台の機械で、支払っても良い。もちろん後者を選択。診察券を入れると、名前と本日の診療明細と金額が表示される。支払いは、現金を投入しても、クレジットカードでもよい。支払いが済むと、診療明細書と領収書が出てくる。領収書には、きりとりできるお薬引換券が付いてくる。お薬がある場合には、この後、薬局でお薬を受領し、帰ることになる。
これは流れに沿って、とても効率的なシステム。人を介して、会計をすると、いろんなやりとりも生じるから、1件あたりの対応に時間がかかる。結果、具合の悪い人々が待たされることになる。
これだと、何か聞きたいことや特別なリクエストがあるひとだけ対人で折衝して、そうじゃないひとはさっさと会計だけ済ませて、薬を受け取って帰れば良いので、とても効率的。流れ作業で効率化すべきところとそうじゃないところ、ごっちゃになりがちだけど、大事だよね。
最後に機械が可愛い声で、お大事に!って言ってくれるのもポイント高い。
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負傷中の左足。