感覚と言葉と理解

先日、何回か見ているイニョン王妃の男をまた見ていた。この作品は、録画をして、何回も見てる。でも、何回見ても飽きない。現代と朝鮮王朝時代が交錯するタイムトリップをベースとした恋愛もの。
恥ずかしいぐらいの恋愛ものだけど、主演の男性は、軍隊に入る前に、主演の女性に公開プロポーズ⁈したらしく、それぐらいのめり込んでも不思議じゃないかもと思わせるような感じに仕上がってる。

先日見ていたのは初めの方だけど、その中で、様々なことが起きて混乱し、涙を流す女性に、過去からの旅人の男性がいう言葉がある。

事有急之不白者 寛之或自明

せいても明らかにならぬことは、放っておけば、いずれ解決する。平静を保て。

という教えであると女性に話す。さっきまで泣いていた女性は、とっさに憎まれ口を叩くけど、少しして、素直になって、その言葉を書き留めたいという。

この二人は、このとき同じ感覚を言葉を介して理解しあったんだろうなぁと思う。気持ちが通じる。言葉を伝えても、こちらが伝えたいこととあちらが理解することが食い違っていることって多い。逆も然り。
究極的には、ヘレンケラーとサリバン先生の、waterなんだけど。
人の伝えたいことを理解して、自分の伝えたいことを理解してもらって、同じ感覚を共有したい。これは意外に難かしい。
言葉の表現が巧みな人か、他人に対する理解力が深い人だったら可能なのかな?あるいは感覚が似ている人同士?

 寛之或自明   かな。。。

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