わたしにとっては簡単なことではないのだ。。

随分と大きくなったゴムの木、植替えを…と相当長く気になったままで、なかなか着手出来ていなかった。。。
先週は、やっと六本木駅前の花屋さんで土と栄養剤を購入。少しずつ気持ちを固める。。。
植替えは小さい鉢はあるけれど、こんなに大きくなった植物のはない…。
正直、あまり上手くやれる自信がない。。。何となくこういうことに関してのセンスを持ち合わせていない予感がする。。。
丁寧で細やかだけど、一辺倒ではないキレのよさ、思い切りのよさ、、、そんなものが求められている気がする。。。
一方向ではないそんな性質をうまい具合に調合するなんて、多分、無理…と随分長い間尻込みしてた。。
だって、ゴムの木は生きてるし、、、
いやいや生きてるからこそ、あんな窮屈な鉢植えに入れっぱなしにして置くわけにはいかい。。
こういう想像ばかりが得意でいやんなっちゃうけど、、、さあ、と気合を入れてゴムの木に触ると、ゴムの木がびっくりしているような気がする。
まず、これからやることをゴムの木に伝える。分かってくれたようだ。。。
小さな鉢植えにしっかり根を生やしたゴムの木、もちろんなかなか取り出せない。コンビニでもらったプラスティック製のナイフを鉢植えの内側側面に入れ、土との隙間を作る。
これは相当引っ張らないと出て来なさそう。。。
ゴムの木、痛い…⁈と思っていると、茎のとこに白い樹液が、、、これゴムだよね、、ストレスかかるとこういうの出てくるんだろうなあ。。。とあまりに申し訳なく、悲しくなってくる。
いやいやいまは感傷は求められていない…。
鉢植えの内側に手を入れて隙間を広げ、根をほぐす、力を入れ過ぎず、適度に引っ張ってみる。。。というのを繰り返すうち、何とか無事、もとの鉢植えからゴムの木を引き出すことができた。
さ、新しいとこに行こうね、とこれまでの何倍もの鉢植えへ。ゴムの木の背が高いので、ちゃんと真っ直ぐ植えられるかなあ、とこちらも相当心配だったけど、こんな拙いやり方でも、上を向いて立ってくれている。暫く、倒れてこないかなあ…と心配してたけど、どうやら大丈夫そうだ。。。お水をたくさんあげといた。

普段はあまり実感することないけど、、それはいろんなことをやってないから実感しないのであって、、何も出来ない自分。。
ゴムの木の植替えで、朝からいろいろ考えてしまった。
もっといろんなことやんないとだめだ。もう遅いかもしれないけど、、、遅くてできないこともあるだろうけど、いまからでもできることもあるだろうし。
絶対的にいろんな経験が不足している。。。
頭で分かったような感じばかり。。。
こんなことでは、これから直面するだろう様々な事柄に、とてもひとりで対処できないんじゃないの?
親の介護やみんなの死、それから自分の死なんかについてもね。。
生きてる生々しい感じがゴムの木からとても伝わってきて、頭の中で考えるだけではやり過ごせない、他のたくさんのことを想起させる。。
もはや気楽なぼっちばかりじゃいられない…。

 

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いまの様子は、とても落ち着いた感じが伝わってくる…。あ〜よかった。