宗教について少し…。

斜め読みしてる「ゆかいな仏教徒」という本の最初の方で、仏教とキリスト教の比較をしてるとこがある。いままで、あまり考えてなかったけど、そんなに違いがあるのね、っていうのに気が付いた。いまさらでごめんなさい。。。
 
キリスト教は、人間とは異なる存在の全知全能の神様というものが存在して、神様にすがったり、許してもらったりして救われる。
 
他方、仏教というのは、お釈迦様という特定の個人に起こった、ある精神状態「覚り」というものが、ほかの人々にも起こりうるとするもの。主体は人間であって、神の力によらずとも、自分の力で完璧、、、「覚り」の状態と思われる、、、になれるとされる。
 
こういう整理の仕方をすると、同じ宗教でも、随分違う。。。
 
キリスト教の方は、何かを決めるのは神様で、人間はとても受身な存在に感じてしまう。神様に許されれば、OKというのは楽な気もするけれど、あまりに主体性がない気もする。でも、神様の全知全能というところを信じ切ることができる場合、、、その場合のみ、それでもいい気がするけどね。。。
 
仏教の方は、お釈迦様が到達した「覚り」という精神状態に、同じ人間であるあなたも、やりようによっては到達できますよと言ってる。ただし、実際には非常に難しい。お釈迦様のようにはいかず、みんな到達できない。。。
 
ただひたすら信じるか、己を頼みにがんばるか、、、
 
どっちの道を選んでも、大変な気はするなぁ。どちらが合っているかは、持って生まれた性質や文化的な背景等から形作られる価値観なんかから決まってくるのかな。。。
さて、どっち向きかな…?
 
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