OUR FILTER
頭の中の言葉 解読 という見出しのニュース
へー、なになに?まだ、ごく簡単な言葉での実験みたいだけど、、ある言葉を頭の中で念じた場合とその言葉を実際に発した場合の脳波の波形が同じであることを発見したとかで、言葉に発せずとも念じるだけで、意思疎通が図れるらしい。。。
医学的な有効活用及び話したくないときには便利だな、これ…。
でも、もし、もしも頭の中の言葉が全部出てしまったら。。。それはそれでどうなんでしょう…。
人間関係の透明性は増すんでしょうけど、言語化されるには発信者のフィルターが必要だよなぁ。。
誤解とかは無くなるかもしれない。分かりやすくなる部分も沢山あるだろうけど、、、
言葉と心がうらはら…とか、、
なかなか言い出せないもどかしさ…とか、、
表出する自分と実際の自分の矛盾から生じるせつなさ、なんて文学的な情緒は消えてなくなっちゃうね。
あ〜、いまのわたしの思いは、そこにプラグインして、波形で確認してください。。波形のタイプは、Aのmsの0413です。以上、よろしくお願いします。
なんて感じ…。
それから、、情緒を呼び覚ます意識的に制御できない、こころのフィルター以外に、意識的に制御できるフィルターも、わたしたちは日常的に使ってる。
このひとだったら、ここまで話せるかな。このひとは、この辺にしとこ。。このひとでも、ここからは言えないわ。。。なんて…。
相手に応じ、どこまでの話をするかっていうフィルターを通して、頭の中を言語化してる(頭の中で既に言葉だから、言語化されてるかもしれないけど。。。ここでは、言葉が発せられた場合を言語化するってことにしとく。。)。
そしてそれ自体が意思疎通の手段になってる。放出する情報量の質や量で、コミュニケーションの深度って変わるよね。。
100%濾過してしまうフィルターが出来てしまったら、人間関係も本人の内的世界も、とても薄っぺらな平板なものになってしまう気がする…。
頭の中は、自由な世界のままで。。。