今日の出来事。

お取引先からオフィスに戻るため、半蔵門線へ。青山一丁目から乗れば水天宮前まで一本で行ける。。意外にアクセスは良かったなあ。。。数駅を過ぎたところで、年配のご婦人が電車が発車しないようドアのところに立ちふさがった。もう一人女性も、ドアのところで遮っている。あれ?どうしたんだろう。大きな物音はしなかったし、揉めてるとかそんな感じじゃない。車内はむしろ静かだ。。ドアのところでご婦人が立ちふさがっているので、駅員さんが2名ほどやって来た。ご婦人が説明してる声で分かった。主人が、、、心臓が悪いんですけど、、具合が悪くなって、、、ご婦人が座っていたと思われるぽつんとひとつ空いたスペースの隣に、年配の男性がやや首を後ろにして座ってる。見たなりでは調子が悪い様子は分からないけれど、動けない程苦しいのかもしれない。いま、AEDを取りに行ってもらってます。。ご婦人は慣れる程、こんな場面に遭遇したのか、とても落ち着いて対処している。。。駅長さんのような人が走って来た。どなたか医療関係の方はいませんか、、、?医療関係のひと、そんなに都合よく乗り合わせてるかなあ、、、大丈夫かなあ、と思っていると、少し長髪気味のぱっと見は、業界のひとかしら、、、と思うような男性とその後から、連れと思われるもう一人の男性がすぐに現れた。。男性は一目散に年配の男性に近寄り、無言で持っていたカバンを足の間に挟み、両手で、男性の状況を確認している。直ぐ様、近くにいる男性に指示をして、何人かで年配の男性を運び出し、ホームに寝かせて救急車を待つようだ。その間、数分…。電車は駅長さんが車内を点検し、直ぐ出発した。。。その後のことは分からないけれど、AEDで処置が行われ、救急車が到着したのだろう。迅速な対応がとれて、功を奏したと願いたい。。医者はサービス業だと思っていたけれど、、、こんな現場を目にすると、医者はサービス業ではなく、医業なのだと反省した。やはり人命を救うことが出来る能力を備えてるというのは、普通の仕事の範疇で捉えることは出来ない。全く別物だ。。いつ何時呼び出されて、非常に大きな責任をいきなり負わされる。なかなか出来るもんじゃない…。これまでのわたしの見方は少し穿ってたかもしれない。考え方を改めることにした。

 

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半蔵門線水天宮前駅の水槽は秋の装いでした。。