入眠儀式

小さいときは、毎夜、寝る前に母が、本を読み聞かせてくれた。その頃、読んでもらっていた「きょうのおはなしなあに」って、いまもあるのかなと思い検索したら、まだあった。
1年間分のお話が春、夏、秋、冬の4冊に分けて、収録されている。2月29日のお話があったかどうかは、定かじゃない。。。

f:id:waxing-and-waning_moon:20140515204848j:plain

有名なお話もあれば、そうじゃないお話もあって、いずれも簡潔に、コンパクトにまとまっていたと思う。小さいときのまだ寝たくないという、寝る前の少し寂しい気持ちを眠りに切替えるには、うってつけの入眠儀式だった。
青い鳥とか、雪の女王とか、人魚姫とか、ツルの恩返し、、、とか、この辺も最初は、この本のコンパクトヴァージョンで読んだ、もとい聞いたんじゃないかなぁ。
読み聞かせてもらった後は、大好きなオルゴールの音を聞きながら、目を閉じて、考えたり、想像したりして、もう一回楽しんでいた記憶がある。
もう一度こどもに戻りたいとは思わないけど、こどもの、多分、自由ゆえの余裕は羨ましいなぁ。いろんなことを気にして、閉塞感に苛まれると、自由がなくなって、挙げ句、余裕までなくなるね。心は自分の気が済む方向で、いつでも、いつまでも、自由にいたいものです。

f:id:waxing-and-waning_moon:20140515204913j:plain